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米Niantic、新ツール「Niantic Wayfarer」のテストを「Ingress」で開始 年内に「ポケモンGO」にも

» 2019年10月11日 14時28分 公開
[ITmedia]

 米Nianticは10月10日(現地時間)、「Ingress」のポータルや「Pokemon GO」(ポケモンGO)のポケストップとして申請された場所をレビューするツール「Niantic Wayfarer」を発表した。まずIngressのエージェント(プレイヤー)向けにテスト公開し、年内にはポケモンGOにも展開するとしている。

「Niantic Wayfarer」の公式サイト

 Nianticの位置情報ゲーム(Ingress、ポケモンGO、ハリー・ポッター:魔法同盟)には、ポータルやポケストップ、宿屋など、それぞれ実在する場所を基にしたポイントが登場する。これらはもともとIngressのエージェント達が申請し、登録したもの。美術館やアート作品、歴史的建造物なども多く含まれ、プレイヤーがそれまで知らなかった場所へ行くきっかけになっている。2018年からはブラジルや韓国など一部の国でポケモンGOのトレーナーも登録申請が行えるようになった。

 Ingressの高いレベルのエージェントたちは、新たに申請された場所の登録可否を判断する際、「Portal Recon」というツールを使ってレビューに協力している。Niantic Wayfarerは、Portal Reconに代わる新しいレビュアー向けツールで、申請された現実の場所を確認し、アクセスのしやすさなど多角的に評価できる。Wayfarer(ウェイフェアラ)は「(特に徒歩の)旅行者、旅人」という意味。

アクセスのしやすさなど多角的に評価できる(公式動画より)

 位置情報ゲームの特性を生かし、プレイヤーがゲーム作りに参加できる仕組みを提供する。Niantic Wayfarerの意義について同社は、「皆さんのゲーム体験をより有意義なものにするため、皆さん自身の視点も大切にしたいという思いが込められている」としている。

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