ソニーは10月16日、カスタムイヤフォンブランドの「Just ear」で音質を再調整できる構造にした新製品5機種と有償の「音質更新サービス」を提供すると発表した。イヤフォンの価格は20万円から(税別、以下同)。音質更新サービスの料金は10万円。
Just earブランドは、2015年にソニーエンジニアリングが始めた「テイラーメイドヘッドフォン」ブランド。まるで洋服を仕立てるように一人一人の耳に合わせてイヤフォンを作るのが特徴で、受注時に採取した耳型に合わせてシェル(筐体)を作成し、納品時にはエンジニアの対面コンサルティングを通じてユーザーの好みに合わせた音質調節を行う。
しかしスタートから数年が経過し、購入者から「好みの音楽ジャンルの変化に合わせて音質を変更したい」という要望が寄せられているという。そこで購入後にも音質調整が行える構造のイヤフォンを開発し、その発売と同時に音質更新サービスを発表した。
新製品はダイナミック型とバランスト・アーマチュア型のドライバーを搭載したハイブリッドタイプ。音質調整を前提にしたモデルの他、ウォークマン「NW-WM1Z」などに合わせてチューニングした3つのプリセットモデルも用意している。音質調整モデルはソニーの東京ヒアリングケアセンターで、プリセットモデルはソニーストア店頭で実施する販売会のみで販売する。
音質の再調整(音質更新)はオンラインの「ソニーストア」で受け付け、専任エンジニアの対面コンサルティングを希望する場合は全国5カ所のソニーストア(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)で対応する。コンサルティング込みの料金は10万円、プリセットの変更のみの場合は5万円(税別)。
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