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知ると欲しくなる危険なハイエンドカメラ、ソニー「α7R IV」荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/4 ページ)

» 2019年10月26日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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 また、操作のカスタマイズ性もより細かくできるようになった。

 操作感がよりハイエンド機らしくなったといっていい。

カスタマイズも豊富に

 相変わらずメニューの項目数が多すぎて探してると眼がしょぼしょぼしてくるとか、せっかくのタッチパネルなのに、メニュー操作では使えない(再生時とAF時のみ)など、気になるところもあるけれども、全体の操作性はすごく良くなっていて好印象だ。

 全体の性能は上がっている上に、ファインダーも576万ピクセルのOLED(有機EL)になっているが、バッテリーの持ちは、ファインダー使用時で約530枚、背面モニター使用時で約670枚(CIPA規格による公称)を確保。

 側面のUSB端子もmicroUSBとUSB Type-Cの両方を装備し、どちらからでも本体内充電が可能だ。給電しながらの撮影にも対応しているのが良い。

シンクロ端子や2種類のUSB端子など豊富に用意された

 メディアはSDカードのデュアルスロットでどちらもUHS-IIに対応した。その代わりメモリースティック系メディアのサポートがなくなったが、それで困る人はわずかだろう。

 今回は触れていないが、スタジオでの撮影への対応や、プロ向けの動画機能、縦位置グリップや専用のマイクといった拡張性など単なる高画素機にとどまらないブラッシュアップも図っている。

 つまるところ、約6100万画素という最強の高画素カメラでありつつ、その画像をしっかり処理できるよう全体の性能を上げ、操作性も上げ、シャッターも新しくし、プロ向けの仕様を盛り込んできたハイエンドらしいカメラである。

 にしても、この画質を見ちゃうと欲しくなるのでヤバいかもしれない。

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