また、操作のカスタマイズ性もより細かくできるようになった。
操作感がよりハイエンド機らしくなったといっていい。
相変わらずメニューの項目数が多すぎて探してると眼がしょぼしょぼしてくるとか、せっかくのタッチパネルなのに、メニュー操作では使えない(再生時とAF時のみ)など、気になるところもあるけれども、全体の操作性はすごく良くなっていて好印象だ。
全体の性能は上がっている上に、ファインダーも576万ピクセルのOLED(有機EL)になっているが、バッテリーの持ちは、ファインダー使用時で約530枚、背面モニター使用時で約670枚(CIPA規格による公称)を確保。
側面のUSB端子もmicroUSBとUSB Type-Cの両方を装備し、どちらからでも本体内充電が可能だ。給電しながらの撮影にも対応しているのが良い。
メディアはSDカードのデュアルスロットでどちらもUHS-IIに対応した。その代わりメモリースティック系メディアのサポートがなくなったが、それで困る人はわずかだろう。
今回は触れていないが、スタジオでの撮影への対応や、プロ向けの動画機能、縦位置グリップや専用のマイクといった拡張性など単なる高画素機にとどまらないブラッシュアップも図っている。
つまるところ、約6100万画素という最強の高画素カメラでありつつ、その画像をしっかり処理できるよう全体の性能を上げ、操作性も上げ、シャッターも新しくし、プロ向けの仕様を盛り込んできたハイエンドらしいカメラである。
にしても、この画質を見ちゃうと欲しくなるのでヤバいかもしれない。
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