米Facebookは10月26日(現地時間)、動画に映った顔での個人特定を回避する技術に関する論文「Live Face De-Identification in Video」(リンク先はPDF)を公開した。
顔認識技術は近年高度になっており、「ディープフェイク」のように悪用されたり、プライバシーの侵害に繋がったりしている。この技術は、動画での顔認識回避にフォーカスしている。
例えば公開フォーラムに匿名で動画メッセージを投稿したい場合、自然な動画のまま顔認識による個人の特定は回避できるようにするのが目的。
大まかに言えば、オリジナルの動画をAIで加工することで、人間の目には本人に映るが、顔認識技術には特定できない自然な動画にするというものだ。
この技術のアプローチは、埋め込みスペースに連結された既存の顔記述子、ブレンド用の学習マスク、望ましい効果を得るための新しいタイプの知覚的損失などを採用した斬新なものだとしている。
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