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iPhone 11 Pro、猫撮りスマホ最強説荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/3 ページ)

» 2019年11月03日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 犬は大丈夫だった。3つ認識した。

猫と猫と犬

 ペンギンの子供はダメだったっぽい。

ペンギンと猫と犬

 猫のぬいぐるみも認識した。

ぬいぐるみ

 これは面白い。しかも認識が速い。

 Android機の猫認識も顔が見えてないとダメな機種もあれば、顔が多少隠れてても大丈夫な機種もあるけど、ここまで認識してくれるのは初めてである。

 おかげで、猫を撮るとき、猫を構図の真ん中に置かなくてもいい(今までは顔を見つけない限り中央部を重視してAFを合わせていたので、猫を撮るときは真ん中におくか、タッチAFを使うしかなかったのだ)。

iPhone 11はシャッターチャンスを逃さない

 前回書いたように、iPhone 11はシャッタータイムラグがゼロに近いのである。

 だから「あっ」と思った瞬間にシャッターを押しても間に合う。これが猫を撮るときに素晴らしく効くのである。

 例えば猫があくびした瞬間とか。

 今までだと、口を一番大きく開けた瞬間を狙ったつもりなのに、撮れたのはちょっと閉じかけたおまぬけな表情の時だったってことが頻繁だったのだが、iPhone 11だと間に合うのだ。

大口を開いた瞬間のうちの猫。前歯が1本ないのがバレバレ

 あくびはまだいい。予兆があるからほんのちょっとだけ準備の時間がある。

 でも「にゃあ」と鳴く瞬間は難しい。

 よほど待ち構えてないと、口を閉じかけた写真になっちゃう。

 でもiPhone 11なら間に合うのである。

近づいてきて「にゃあ」と鳴いたので思わずシャッターを押したらちゃんと間に合った上にピントも合ってた

 次のなんか錆びた門戸の下をくぐってこっちへやってきた猫がにゃあと(ちょっとしゃがれ声だったけど)鳴いた瞬間だ。

 怖い顔してるけど、人なつこい猫だったのである。

門戸をくぐる瞬間に鳴いたのである。ポーズもいい。望遠で撮っておけばよかったか

 画質だけでいえば、もっといいスマホがあるかもしれないけど、この2つの理由はデカいのだ。

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