米Google傘下のYouTubeは11月8日、ユーザーに対して利用規約の変更を通知した。新しい利用規約は12月10日に有効になる。
従来「アカウントの終了に関する方針」として説明されていたユーザーのアカウント停止に関する項目が「アカウントの停止と解除」という項目になり、より具体的になった。このサブ項目の「正当な理由に基づくYouTubeによる解除および停止」と「本サービスの変更に基づくYouTubeによる解除」は、一読した方がよさそうだ。
「本サービスの変更に基づくYouTubeによる解除」の「YouTube が独自の裁量により、お客様への本サービスの提供がもはや採算に合わない事業となったと判断するに至った場合、YouTube はお客様またはお客様の Google アカウントによる、本サービスの全部もしくは一部へのアクセスを解除できるものとします。」が具体的にどういうケースなのかの説明がなく、Redditなどで物議を醸している。
米Mashableは、広告売り上げが少ないチャンネルのアカウントを削除するという意味ではないかと考察している。また、クリエイターだけでなく、一般ユーザーでも多数のコンテンツを視聴しているのに収益化に繋がらない場合は削除される可能性を懸念した。
ユーザーへの通知メールには「読みやすさと透明性の向上を図るため」の更新だと書かれているが、「最新のYouTubeの製品や仕組みに、より良く適合する規約にしました」ともあり、特にクリエイターは目を通しておいた方がよいだろう。
【UPDATE】YouTubeは11日の午後、公式Twitterアカウントで、収益を上げていないアカウントを終了することはないとツイートした。
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