NTTドコモなど5社が、長野県のゴルフ場で5Gの実証実験を実施した。プレイヤーのショット映像からボールの落下地点を予測するなどし、5G経由でタブレットなどに表示させたという。ボールを探す手間を省くことでプレイ時間を短縮し、ゴルフ場の経営改善に役立てる。
NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ、ミライト、富士通、長野京急カントリークラブが共同で実験を実施した。長野京急カントリークラブの1番ホールに、28GHz帯の5Gエリアを構築。プレイヤーのショットを映像を分析し、ボールの落下地点を予測して、プレイヤーの手元にあるディスプレイに表示させた。ティーショットを4Kの360度カメラ2台で撮影し、タブレットやディスプレイを搭載するカートにリアルタイムで伝送する実験も行った。
5G端末を搭載したカートが移動する中、複数の基地局を設置し、複数端末を接続した環境下で、平均1Gbpsの通信速度で映像を伝送できたという。
この実験を通し、ゴルフ場の経営課題であったプレイの回転率やユーザービリティを向上し、プレイヤーの満足度向上に役立てるとしている。
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