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» 2019年11月22日 06時30分 公開

切った紙をインタフェース部品にできる「Tailored Controls」 ETH Zurichなど開発

紙を切り抜き、それにコンピュータ操作の機能をアサインすることで、インタフェース部品を構築できる。そんな技術が開発された。

[山下裕毅,ITmedia]

 スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zurich)とNokia Bell Labsの研究チームは、好きにカットした紙をオリジナルのインタフェースの部品として使える「Tailored Controls」を開発した。好みの形に切った紙をテーブルなどの平らな表面に並べて、触れたり動かしたりしてコンピュータを操作する。

 テーブルの上に取り付けたRGB-Dカメラを使用して紙の色と深度を取得し、ユーザーの指と紙の形状をマーカーレスで追跡する。

photo Tailored Controlsの仕組み

 切り取った紙を配置した後、どの紙をどのように動かして、コンピュータを操作するかという組み合わせを設定。タッチ、移動、回転などの動きと、コンピュータの操作を結び付ける。操作例の一部を紹介する。

photo 操作例その1

左から

  • 紙に触れると入力するタッチボタン
  • 1枚の紙に複数のタッチボタンを配置
  • 指を直線にスライドさせて入力
  • 2方向の指の動きに反応する2Dフィンガースライダー
  • カーブした軸を持つ1Dフィンガースライダー
  • 任意の形状のフィンガースライダー
  • スワイプできるフィンガースライダー
  • 針とメーターの2枚を用いた直線インジケーター
  • 針とメーターの2枚を用いた円形インジケーター
photo 操作例その2

左から

  • 上限のない1Dスライダー
  • 2つの直交軸上を自由に移動できる2Dスライダー
  • 上下2枚の長方形内をスライドできるトラックバー
  • 水平方向と垂直方向に区切られた2D領域で移動できるトラックバー
  • 初期位置オフセットスライダー
  • 2D初期位置オフセットスライダー
  • 初期位置を基準に回転できる
  • 2枚の長方形間の角度を示す
  • 小さな図形が大きな図形に入るか入らないかを示す

 他にも紹介されているが、上記だけでも多様な組み合わせでオリジナルのインタフェースを作れるだろう。

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