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驚きのバッテリーライフに進化した瞳AF、ソニー「α6600」はオールランドなミラーレス一眼荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/5 ページ)

» 2019年11月22日 07時30分 公開
[荻窪圭ITmedia]
「α6600」

 現在、デジタル一眼のトップをひた走るソニーのAPS-Cサイズセンサー機が「α6xxx」シリーズ。今までに、「α6000」「α6100」「α6300」「α6400」「α6500」「α6600」と6機種が出ている。

 では、この中で生産完了したモデルは?

 答え:α6300。

 これ、追いかけてないと分からないよねえ。さらに発売日順に並べよう、となるとまたややこしい。

 答え:α6000→ α6300 → α6500 → α6400 → α6100 → α6600

 って、面白がっててもいけないので整理しよう。

 数字の大きさがポイント。

 α6000〜6400まではボディ内手ブレ補正なしでエントリー系のコストパフォーマンスが高いモデルと思っていい。

 最新モデルはα6100(2019年10月25日発売)だ。

 α6500以上はボディ内手ブレ補正を内蔵した上位モデル。最新モデルはα6600(19年11月1日発売)で、α6500では未搭載だった瞳AFの動物対応やリアルタイムトラッキングAFを搭載してよりAFに磨きをかけてきた。

 今回使ってみたのはそのα6600だ。

上面がフラットでシンプルなデザインがシリーズの特徴だ。内蔵フラッシュはなし

 α6600は見ての通り、上面がフラットでコンパクトなミラーレス一眼。シンプルかつコンパクトで高性能なのがソニーらしいところだ。

 一見、α6500と同じように見えるが、良く見るとちょっと違う。グリップ部のデザインが見直され、より深くしっかり持てるようになったのだ。

 これは大事な点。

 グリップが大きくなった分、中にはいってるバッテリーも大きくなった。50グラムほど重くなったけれども、バッテリーの持ちは体感できるほど上がってる。このボディでこれだけ持つのかーとびっくりするほど。

 CIPA規格でα6500は約310枚(ファインダー使用時)、α6600は約720枚。2倍以上である。

 USB充電ももちろんできるので(ただし、これから主流になるUSB Type-Cではなく、microUSBなのは残念)、予備バッテリー持たなくてもいいかも、というレベルだ。これは良い。

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