VRゴーグルを装着した乳牛にリラックスする映像を見せ、牛乳の量・質を改善する──ロシアの農業食糧省が、そんな取り組みを紹介している。
実験は、モスクワ地方の農家が実施した。獣医師の協力を得て、牛の頭の構造的な特徴を考慮し、人間用のVRゴーグルを改良。VR映像は、牛の視覚に関する研究に基づいて色合いを調整し、夏の畑の様子を再現したという。
実験の結果、乳牛の群れの不安を軽減でき、全体的に気分を高揚させることができたという。ただ、牛乳の生産への影響は分かっておらず、「今後、より包括的な研究を行うことで明らかにする」としている。
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