米国のサイバーマンデー(今年は12月2日)におけるオンラインでの消費者総支出額は過去最高の、前年比18.9%増の94億ドル(約1兆円)になる見込み──。米Adobe Systemsが12月2日(米東部時間)、ホリデーシーズンを通して公開している「Adobe Analytics Retail Unwrapped」で予測を発表した。同日午前9時の時点で4億7300万ドルだった。
Adobeが毎年発表するこの予測と調査報告は、米国のオンライン小売りサイトへの1兆回以上の訪問と、5500万点のSKU(在庫管理の最小単位)に基づいている。
前日のブラックフライデーの総支出は19.6%増の74億ドルで、2018年のサイバーマンデーに次ぐ、調査開始以来2位だった。今年の特徴として、オンラインで注文し、実店舗で受け取る方法が約43%増だった。
ブラックフライデーに最も売れた商品は、1位から、「L.O.L Surprise Dolls」「Frozen 2 Toys」「FIFA 20」「Madden 20」「Nintendo Switch」だった。2位までは玩具、3位と4位はゲームソフト、5位はゲーム機だ。翌日(スモールビジネスサタデイ)にはAmazonの「Fire TV」が5位にランクインしている。
オンラインショッピングで使う端末としては、決済で使うのはデスクトップが過半(59%)だった。トラフィックはスマートフォンの方がデスクトップより多い(58%)が、スマートフォンでの決済は全体の36%だった(11月1日〜12月1日のデータ)。タブレットはトラフィック、決済ともに5%だった。
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