東京女子学園中学校(東京都港区)はこのほど、2020年2月に実施する入学試験の算数で、スマートフォンの持ち込みを認めると発表した。受験者はスマホの検索機能や計算機能などを自由に使い、試験問題に回答する。同校によると、スマホの持ち込みを許可する入試は日本初という。
例えば「アイスクリームを食べる量と気温はどのような関係にあるか」「日本中にアンパンマンのぬいぐるみは何個あるか」といった問題を出題し、ネット上の資料を読み解き、判断や説明ができるかを問う。
指定されたURLのページを開けるか、文章を入力できるか、提示された情報から場所を特定できるか──といったスキルも試す。
スマホを持っていない受験者には、学校がタブレット端末を貸し出す。試験中、問題を外部に送信したり、外部の人とやりとりしたりすることは禁止する。
同校は「情報の変化速度と量が加速度的に増加している現代では、知識の細かさや量だけが問題ではなく、情報をどう得るか、どう評価するか、どう活用するか、そのためにどう学ぶかが重要な能力になる」と説明している。
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