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Twitter、高画質JPEG画像をほぼ劣化させず表示するように 長辺4096ピクセル・5MBまで

» 2019年12月12日 17時03分 公開
[谷井将人ITmedia]

 米Twitterは、WebブラウザからJPEG画像をアップロードする際に、画質をほとんど下げずにアップロードできるように仕様を変更した。条件を満たせば、一眼カメラやiPhone11などで撮影した画像も劣化させずに表示できる。同社エンジニアが12月11日(現地時間)にTwitterへ投稿した内容から明らかになった。

photo 米Twitter

 この変更で、ブラウザ版Twitterから投稿されたJPEG画像は、(1)画像に回転情報がないこと、(2)長辺が4096ピクセル以下であること、(3)ファイルサイズが5MB以下であること、(4)圧縮率が1ピクセル/バイトより悪くないこと(つまり500万画素未満にもかかわらず5MBになるような低い圧縮率ではないこと)──という条件をクリアすれば、画質をほとんど下げずにアップロードできるようになる。計算上、最大で約1677万画素(4096×4096ピクセル)の画像でも劣化させずに表示できる。

photo 4096×4096ピクセルのJPEG画像の場合は圧縮なし。アップロード前の画像の詳細(画面左)とアップロード後の画像の詳細(画面右)
photo 4097×4097ピクセルのJPEG画像の場合は圧縮あり。アップロード前の画像の詳細(画面左)とアップロード後の画像の詳細(画面右)

 米Google開発のファイルサイズを20〜30%削減させながら画質の劣化は約3%に抑えられるJPEGエンコーダー「Guetzli」を採用したという。

 プレビュー画像はデータ量を減らすためこれまで通り圧縮する。写真の詳細情報を記録したEXIF情報も、これまで通りアップロード時に削除する。

 仕様変更について投稿した、同社エンジニアのノーラン・オ・ブライアンさんによれば、2018年の時点で4096×4096ピクセルまでのJPEG画像のアップロードには対応していたが、今回の変更で画質を保持できるようになったという。

【訂正:2019年12月12日午後6時30分 高画質画像のアップロードについて、「無圧縮でアップロードできる」としていましたが、正しくは「ほぼ劣化させずアップロードできる」だったため、タイトルと本文中の表現を変更しました。】



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