米Facebookが1月29日(現地時間)に発表した第4四半期(10〜12月)の決算は、主力の広告収入が堅調で、売上高は前年同期比25%増の210億820万ドル、純利益は7%増の73億4900万ドル(1株当たり2ドル56セント)だった。営業利益率は前年同期比4ポイント減の42%。
売上高、1株当たり純利益ともにアナリスト予測(売上高は208億9000万ドル、純利益は2ドル53セント)を上回った。
MAU(月間アクティブユーザー数)は8%増の24億9800万人。すべての地域で増加したが、北米は100万人増と鈍化した。DAU(日間アクティブユーザー数)は9%増の16万5700万人だった。
Facebookは同四半期から、「ファミリー製品」と呼ぶFacebook、Instagram、Messenger、WhatsAppの少なくともいずれか1つを任意の1日に利用したユーザーの数を「DAP(Family Daily Active People)」、30日間に利用したユーザーの数を「MAP(Family Monthly Active People)」として報告するようになった。Facebookは「この数字はFacebookコミュニティの実際の規模をより分かりやすく表している」と説明した。DAPは11%増の22億6000万人、MAPは9%増の28億9000万人。
マーク・ザッカーバーグCEOは発表文で「われわれのコミュニティとビジネスは成長を続けており、好調な四半期だった。互いに関心を持つ人々の繋がりを助けるサービスの構築に今後も注力する」と語った。
業績発表後の電話会見でザッカーバーグ氏は、難航しているデジタル通貨「Libra Project」について「われわれはLibraと連携するウォレット(Calibraのこと)に取り組んでいる。目的は世界中の決済インフラをより効率的にすることだ。国境を越えた支払いを効率的にすることで、一般の人々や中小企業にも大企業が持つ便利さを提供したい」と語った。
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