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苦手を克服した待望のフルサイズ一眼レフ、ニコン「D780」荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/4 ページ)

» 2020年03月06日 08時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

前モデルよりぐっと高感度に強くなった

 と、D780はミラーレス一眼並のライブビューを備えたフルサイズミラーレス一眼なのであるが、もちろん一眼レフとしても進化している。何しろ前モデルのD750から6年近く経っているのだ。

 35mm判フルサイズのセンサーは約2450万画素。おそらく、「Z 6」と同じセンサーだろう。

 マウントはFマウント。旧式のAFレンズ(AF Nikkorレンズ)のAF機構を駆動させるためのモーターを内蔵しているため、古いAFレンズも使える。

正面から。細くて深いグリップの上に前電子ダイヤル。グリップ部にPVボタンとFnボタンがある。伝統のFマウントの奥にミラーが見える

 シャッタースピードは最高で1/8000秒。

 連写はAF/AE追従で約秒7コマ。このクラスとしては悪くない。

走ってくる電車をAF-Cの被写体追従AFで連写した図
連写した中の1枚。きっちり追いかけてくれる(24-120mm 120mm 1/1000秒 F4 +1/3 ISO400)

 AF測距点は51点。ただ、フルサイズセンサーの一眼レフの常で、周辺部には測距点はない。そこはライブビュー時の方が有利だ。

AFは51点

 ISO感度は100から51200。拡張ISO感度としてISO204800相当まで上げられる。前モデルのD750はISO12800までだったので、大きく変わった点だ。

ISO6400とISO12800。ISO12800ではややざらつくものの不自然さはなく十分実用レベル
常用ISO感度の上限であるISO51200と拡張ISO感度上限のISO204800

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