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速報
» 2020年04月13日 08時36分 公開

Cloudflare、bot対策をGoogleのreCAPTCHAからhCaptchaに移行

CDN大手のCloudflareが、bot検出ツールとしてこれまで使っていたGoogleの「reCAPTCHA」をやめ、Intuition Machinesの「hCaptcha」に移行する。アクセス回数が増えてGoogleから課金を通告されたためだが、これによりプライバシーが改善されるとしている。

[ITmedia]

 米CDN(Content Delivery Network)大手のCloudflareは4月8日(現地時間)、bot検出ツールをこれまで採用していた米Googleの「reCAPTCHA」から米新興企業Intuition Machinesの「hCaptcha」に移行すると発表した。Googleから課金すると通告されたため。

 capcha

 Googleは2009年にreCAPTCHAを買収して以来、このサービスを無償で提供しているが、FAQページによると、1秒当たり1000件あるいは1カ月当たり100万件以上アクセスがある場合は高機能で有料の「reCAPTCHA Enterprise」に移行する必要がある。

 captcha 2 reCAPTCHAには有料版もある

 Cloudflareは(Googleが営利企業である以上)これは理にかなったことではあるが、サービス維持のために年間数百万ドルのコストが発生することになるため、より良い代替案を探したという。

 Intuition Machinesは2013年創業のカリフォルニアに拠点を置く非公開企業。同社のビジネスモデルは、hCaptchaへのアクセスデータを画像解析データを希望する企業に有償で提供することで、hCaptchaの利用料は無償にするというもの。だが、Cloudflareは、自社のニーズに対応してもらうにはhCaptchaがインフラを拡充する必要があると考え、hCaptchaの利用料をIntuition Machinesに支払うことにした。それでもそのコストはreCAPTCHAの料金よりずっと安いという。

 Cloudflareは、hCaptchaのメリットとして、reCAPTCHAは中国でブロックされることがあり、中国ベースのWebサイトやユーザーが使えないことがあったが、hCaptchaはそうした問題がないことと、Googleのデータ収集ポリシーはプライバシーを侵害する恐れがあるが、hCaptchaでユーザーが入力するフォームはreCAPTCHAより少ないため、プライバシーの懸念が少なくなることを挙げた。

 captcha 3 hCaptchaのフォーマット例

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