イメージセンサーは2610万画素の「X-Trans CMOS 4」センサーでAPS-Cサイズ。ややこしいけど、センサー上のカラーフィルターの配列が独自のものと思ってもらえればいい。
そこにボディ内5軸手ブレ補正が搭載された。富士フイルム初のボディ内手ブレ補正搭載機「X-H1」よりコンパクトな機構ながら補正性能は上がっている。
レンズキットにもなっている「XF 16-80mm F4」であれこれ撮ってみると、だいたい1秒くらいなら手持ちでOKという感じだ。
従来、Xシリーズの手ブレ補正はレンズ側の機構に頼っていたが、手ブレ補正を持たないレンズもラインアップには多い。そういうレンズを使う人にはすごく朗報だ。
「XF 90mm F2」という名レンズがあるが、これ、中望遠なのに手ブレ補正を持たないのである。でもX-T4なら1/25秒でもブレずに撮れる。素晴らしい。
レンズキットの16-80mmは35mm判換算で24-120mm相当、開放F値はF4固定の超便利レンズで、強力な手ブレ補正も搭載している。
画質より利便性を重視した感のある標準ズームレンズでスペックのわりにコンパクトだ。
これでいつものガスタンクから適当に。なお今回は人物作例はありません。緊急事態宣言中につきご了承ください。
青や緑がきれいに出る富士フイルムらしい発色がいい。ディテールの不自然さもなくしっかり解像している。四隅がちょっと流れているのは残念。
このレンズ、撮影最短距離はズーム全域で35cmと短く、望遠端では最大撮影倍率0.25倍とけっこう寄れるのもよい。
標準ズームとしておすすめできるよいレンズだ。クオリティー重視の人はこれに好きな焦点距離の単焦点レンズを別途持ち歩くのがよさそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR