米Microsoftは5月6日(現地時間)、SurfaceブランドのPCやイヤフォンなど、6つの新ハードウェアを発表した。新型コロナウイルス感染症の影響で昨年10月の「Surface Event」のような発表イベントは開催せず、公式ブログでの発表のみだ。ほとんどの製品が既に日本の公式オンラインストアで予約受付中だ。
発表されたのは、ハイブリッドPCの「Surface Go 2」と「Surface Book 3」、無線ヘッドフォン「Surface Headphones 2」、無線イヤフォン「Surface Earbuds」、ドッキングステーション「Surface Dock 2」、USBハブ「Microsoft USB-C Travel Hub」。簡単に紹介していく。
「Surface Go 2」は、2018年7月発表の「Surface Go」の後継モデル。サイズと重さは初代と同じ(サイズは245×175×8.3mm、重さはWi-Fiモデルが544g、LTEモデルは553g)まま、ディスプレイが10インチから10.5インチに広がり、CPUが米Intelの第8世代Core m3にアップグレード(下位モデルはPentium Gold 4425Y)。バッテリー持続時間は9時間から10時間に延びた。
Surface Penとタイプカバーは別売で、カバーの色はブラック、プラチナ、ポピーレッド、アイスブルーの4色。
日本での発売は米国と同じ12日。Microsoftの公式オンラインストアなどで予約が可能だ。価格は6万5780円(税込、以下同)から。先代同様「Office Home and Business」が付属する。タイプカバーはブラックが1万2980円、他の色は1万6940円。
2in1ノートの「Surface Book 3」は2017年10月発表の「Surface Book 2」の後継モデル。13.5インチと15インチの2サイズあるのは先代と同じ。15インチモデルは先代と同じサイズと従業だが、13.5インチモデルはわずかに大きく、重くなった(サイズは312×251×15〜23mm、重さは1.534〜1.642kg)。
CPUは第10世代Core(i5かi7)、15インチモデルのGPUは米NVIDIAのGeForce GTXあるいはQuadro RTX、13.5インチモデルはIntelのIris Plus。先代より性能は75%向上し、バッテリー持続時間は30分延びて17.5時間となっている。
メモリが先代は8GBか16GBしか選べなかったが、32GBも可能になった。SSDは256GB〜1TB。
日本の公式オンラインストアでの販売価格は、13.5インチモデルが20万9880円から、15インチモデルは29万230円から。発売は6月5日。
アクティブノイズキャンセリング機能搭載のBluetoothヘッドフォン「Surface Headphones 2」は、2018年10月発表の「Surface Headphones」の後継モデル。先代より音質とバッテリー持続時間を改善し、最大20時間連続で使えるようになった。また、イヤーカップが180度回転するようになった。カラーはライトグレーとブラックの2色。
日本ではMicrosoftのオンラインストアなどで6月5日発売。価格は3万2428円。
「Surface Earbuds」は昨年10月に発表したBluetooth接続の無線イヤフォン。昨年のホリデーシーズン発売の予定だったが、ようやく発売になる。日本ではMicrosoftのオンラインストアなどで5月12日に発売。価格は2万3980円だ。
ノイズリダクション機能を搭載する左右完全独立型の無線イヤフォン。iPhoneおよびAndroidスマートフォンとペアリングすると、イヤフォン本体の表面をタップ、スワイプしてアプリを操作できる機能を備える。
付属の充電ケースで1回の充電で約8時間使えるとしている。充電ケース自体を1回充電すれば、Earbudsを3回までフル充電できる。
「Surface Dock 2」は2015年10月発表の「Surface Dock」の後継モデル。「Surface Connect」経由でSurface端末にディスプレイやストレージなどを接続する“ドッキングステーション”だ。こちらは今のところ公式ストアには登場していない。米国での販売価格は259.99ドル。
ポートは、Surfaceのロゴが刻印されている表側(下画像左)にUSB Type-C×2、裏側(下画像右)の左から、電源アダプター、ギガビットEthernet、オーディオ出力、USB Type-C×2、USB Type-A×2という構成だ。
「Microsoft USB-C Travel Hub」は名称通り、出張などの旅行向けのUSBハブ。画像もポート数などの詳細もないが、価格は99.99ドル。
この他、89.99ドルの「Microsoft Ergonomic Desktop」と59.99ドルの「Microsoft Bluetooth Desktop」も発表された。
パノス・パネイCPO(最高製品責任者)は自身のTwitterアカウントで、自宅から「こんな状況で直接皆さんにSurface製品を紹介することはできないが、これらの製品が皆さんの日常を持続させることに役立ち、皆さんに愛されることを望んでいます」という動画メッセージを発信した。
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