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» 2020年06月18日 15時12分 公開

「Twitter魚拓」に、画像が本物か確かめられる新機能 誹謗中傷裁判時、証拠として使いやすく

誹謗中傷などの迷惑ツイートを画像で保存し、被害者が証拠として残しておける「Twitter魚拓」に、画像が偽造されていないかチェックできる新機能「画像偽造検証くん」が追加された。

[岡田有花,ITmedia]
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 誹謗中傷などの迷惑ツイートを画像で保存し、被害者が証拠として残しておける“魚拓”サービス「Twitter魚拓」に、画像が偽造されていないかチェックできる新機能「画像偽造検証くん」が追加された。

 魚拓で保存した画像に電子署名を挿入。「画像偽造検証くん」にアップロードすると電子署名を参照し、改変があれば検知してアラートを出す。

 開発した矢野さとるさんは、「裁判などで信ぴょう性を争う時に使ってほしい」とコメント。Twitter上での誹謗中傷をめぐって裁判になった際などに、魚拓の画像の真正性を証明し、証拠として使いやすくする狙いだ。

【訂正:2020年6月19日午後2時 初出時「電子透かし」と記載していましたが、「電子署名の誤りだった」と開発者から連絡を受け、記事を修正しました。】


画像画像 検証例

 Twitter魚拓は、Twitter上での誹謗中傷対策として、矢野さんが6月12日に公開したサービス。誹謗中傷ツイートをキャプチャして画像化し、ローカルストレージに保存できる他、一覧にしてPDF出力することもできる。

 当初は、画像共有サービスImgurに魚拓をアップロードする仕様だったが、ユーザーの意見を受け、ローカル保存に変更した。

 Twitterでの誹謗中傷対策を支援している弁護士などに利用されているが、キャプチャ画像は簡単に加工できてしまうため、「裁判で真実性が争われた場合に弱い」という意見があったという。

 そこで、画像が加工されていないことを証明できる「画像偽造検証くん」を開発した。Twitter魚拓で保存した画像のExif情報に新たに電子署名を埋め込み、オリジナル画像のハッシュ値や容量データを暗号化して収録。1ピクセルでも加工するとハッシュ値や容量が変動するため、偽造や加工を判定できる。電子署名は暗号化して保護している。

 検証結果のURLを第三者に伝えて共有することも可能。検証結果のページは少なくとも3カ月間程度保持するよう努力するが、削除された場合でも、再度画像をアップロードすることで、同じURLを発行することができる。

 検証ページでは、画像データを含むJSONデータを公開。データを用いて第三者が技術検証できる。

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