ヤフーは6月29日、ユーザーの信用度を数値化するサービス「Yahoo!スコア」の提供を8月31日に終了すると発表した。「ユーザーに満足してもらえるサービスの提供に至らないため」という。外部企業へのスコア提供も順次終了する。過去に算出したスコアと、外部企業に提供したスコアは8月31日に削除する。
Yahoo!スコアは、「Yahoo! JAPAN ID」ユーザーの(1)本人確認の度合い、(2)消費行動、(3)「Yahoo! JAPAN」の利用度――などを数値化することで、優良ユーザーを抽出するサービス。
2019年7月にスタートし、ランサーズやクラウドワークスなどのパートナー企業にスコアを提供していた。
ヤフーは当初、パートナー企業にスコアを提供する際にユーザーの同意を得ていたが、スコア自体はデフォルトで算出する仕組みにしており、ユーザーから「スコア作成については明確に同意していない」などと批判を浴びた。
これを踏まえて19年10月からは、ユーザーが同意しない限りスコアを算出しない仕様に変更していた。
ヤフーは「発表当初、その仕様や、説明不足などの点からみなさまに多大なご心配をおかけした点についても、改めておわび申し上げます」としている。
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