NTTドコモはこのほど、米Red Hatが提供するITインフラの運用自動化プラットフォーム「Red Hat Ansible Automation Platform」を導入した。スマートフォン向けインターネット接続サービス「spモード」などの提供基盤「CiRCUS」「MAPS」の管理に取り入れ、1万台以上の機器の運用を自動化する。日本法人のレッドハットが7月14日に発表した。
Red Hat Ansible Automation Platformは、サーバ、ネットワーク、ストレージ、クラウドなどに対応し、構成管理やプロビジョニング、デプロイなどの手順を自動化するツール。人の手による反復作業の手間を解消し、業務を効率化できるのが特徴だ。
ドコモはCiRCUSとMAPSを、会員サービス「dアカウント」、ポータルサイト「dマーケット」などの提供基盤としても活用している。3月に始めた5G商用サービスでは、さらなるサービスの多様化やトラフィックの増大が見込まれることから、ITインフラの運用管理を自動化してコストの低減を図る。
ドコモは2022年までに、ITインフラの開発・運用コストと作業工数を現在の半分に抑える計画。これにより、通信サービスの品質と価格競争力を維持するとしている。
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