アプリメーカーのイグニスは7月14日、婚活マッチングアプリ「with」にビデオ通話機能を追加した。新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、ユーザーが感染リスクを抑えつつ異性と会話できるようにする。多くの人が同時に使っても耐えられるよう、システム基盤には中国Tencentのパブリッククラウドサービス「Tencent Cloud」を使って可用性を高めた。
特定の異性とマッチングし、メッセージを5回以上交換したユーザーのみ、その相手とビデオ通話ができる。ビデオをオフにし、音声通話に切り替えることも可能。通話時間の上限は15分だが、双方の合意があれば同じ相手と何度でも通話できる。対象はiOS/Android版で、Web版には非対応。
システム基盤には、Tencent Cloudに含まれるビデオ通話サービス向けのIaaS「Tencent Real-Time Communication」や、ライブ配信プラットフォーム「Live Video Broadcasting」を採用。大規模な同時利用や、高品質なビデオ通話に耐えられるITインフラを構築した。サービスの健全性を保つため、ビデオ通話を運営側が録画できる機能も設けた。
イグニスは当初、ビデオ通話機能を自社開発する予定だったが、録画機能などの開発に多大なコストがかかることが判明。方針を転換し、Tencent Cloudの活用を決めた。その結果、開発コストを抑えつつ、数カ月程度で録画機能などを完成させたという。
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