米Googleは7月14日(現地時間)、Webブラウザ安定版のアップデートとなる「Chrome 84」(バージョン84.0.4147.89。iOSはバージョン84.0.4147.71)をWindows、Mac、Linux、iOS向けに公開した。数日かけてローリングアウトしていく。
このアップデートで、新型コロナ対策で一時後退していた「SameSite Cookie」ラベルの適用が再開された。
SameSite Cookieの取り組みは、大まかには、Webサイトオーナーが明示的に許可しない限り、サードパーティー製Cookieをデフォルトでブロックするというもの。ユーザーのプライバシー保護が目的だ。これにより、ユーザーはログイン情報やユーザー設定を保持しながら広告用Cookieだけをブロックできるようになる。
セキュリティ関連では、危険度が最も高い「Critical」1件、2番目の「High」7件を含む38件の脆弱性が修正された。
【更新履歴:2020年7月15日午前9時10分 タイトルを修正しました。】
「Chrome 83」の安定版公開 タブのグループ化、Cookie設定や安全性チェック、拡張機能管理の改善など
「Chrome 81」の安定版公開 タブグループ化機能や32件の脆弱性修正
Chromeのサードパーティー製Cookie対策、新型コロナによる混乱回避のため一時後退
Google、サードパーティー製CookieのChromeでのサポートを2年以内に終了へCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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