米自動車大手のFord Motorは7月26日(現地時間)、同社のミシガン州の部品工場で、ソフトバンク傘下のBoston Dynamicsの四足歩行ロボット「Spot」を2台リースしたと発表した。本体に搭載するレーザースキャナーと高解像度カメラで工場内をスキャンし、工場内改造に必要なデータを収集する。
同社はこれまで、こうしたデータ収集を人力で行ってきた。三脚でレーザースキャンを5分かけて行って移動するという方法で、1つの工場でデータを集めるのに2週間かかった。Spotの助けを借りれば、1週間でできるとFordはみている。
2匹(台)のSpotはSpotとFluffy(もふもふ)と名付けられ、人間が入るには危険な場所や三脚が立てられないような場所もスキャンしてまわる。
8月からの運用では2匹の行動は飼育係が専用のリモコンで制御するが、将来的にはプログラミングで制御し、集めたデータをネットで転送できるようにする計画という。
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