ソニー、東京大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月5日、ソニーのカメラを搭載した人工衛星を共同開発すると発表した。地上からリアルタイムで遠隔操作できるカメラシステムを構築し、撮影した宇宙空間の映像を地球へ伝送。宇宙の映像を活用したコンテンツ作りや、将来的なJAXAのミッションにつながる知見や技術の獲得を目指す。
宇宙ビジネスを目指す民間企業がJAXAと共同で事業化を目指す「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)プログラム(事業共同実証)」に基づくもの。東京大学とJAXAの支援を受け、ソニーが主体となってプロジェクトの計画策定やカメラシステムなどの技術実証を行う。
ソニーはイメージングやセンシング、通信などの技術を活用し、人工衛星のカメラ部分の開発やカメラシステムの構築を担当する。東京大学は人工衛星の電力、通信、姿勢制御など基本機能の開発を支援。JAXAは人工衛星の開発や運用技術、ソニーが進める事業や研究開発計画の検討をサポートする。
「はやぶさ2」のカプセル、12月に地球帰還 機体は新たな探査へ
リュウグウは「極めてスカスカ」の岩──はやぶさ2の調査で見えてきた太陽系天体の形成過程
NICTとJAXA、宇宙の通信技術を議論するフォーラム設立へ 機器メーカーや大学など参加
レーザーで宇宙ごみを除去する人工衛星、スカパーが開発へ 理研も協力 26年の実用化目指す
ソニー、フルサイズミラーレス「α7S III」 5年ぶりの超高感度モデル、4K120fps動画に対応 背面はバリアングル液晶にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR