というわけでAFの話である。
とうとうキヤノンも「動物AF」に対応したのだ。それも実用レベルが超高い。
顔検出や瞳検出は従来通りAFモードを「顔検出+自動追尾AF」にしたときのみオンになる。そして顔検出の検出する被写体として「人物/動物優先/優先なし」の3つから選べるのだ。
ちなみに「動物優先」にすると人と動物の両方があるとき動物を優先するというだけで、人物もちゃんと捉えてくれるので普段はこれで大丈夫かと思う。
そうすると人間も猫も犬も鳥(!)も、瞳が見えていれば瞳を、そうじゃなければ顔を、そうじゃなければ全体を見つけてくれるのだ。
さらに、複数の候補があるときはスティックを左右に動かせばいい。
さらに動物。先ほどのうちの猫は猫瞳AFで捉えたものだ。
こちらもうちの猫。15-35mm F2.8で狙ってみた。
時には瞳ではなく、まぶたにフォーカスが来ることもあったが、このあたりはどんどん精度も上がっていくだろう。
さらに、犬と猫に加えて鳥もOKというのはすごい。
というわけで、600mm F11の新しく発売されるお手軽超望遠レンズで鳥を撮ってみた。
このように伸ばして使う沈胴式である。
なお注意事項として、このレンズ(同時に発売される800mmもそうだが)に限っては、ボディ内手ブレ補正が効かずレンズ側のみとなる。もともと手ブレしやすい焦点距離なだけにシャッタースピードには注意すること。
で、地面をとことこあるいてるムクドリ(たぶん、ムクドリの幼鳥。間違ってたらすまん)を狙ってみたら、これだけ小さいのにちゃんと「瞳を認識」したではないか。
わたしは「顔検出+自動追尾」で「サーボAF」にしただけで他は何もしてない。ただシャッターを切っただけである。でも手前の草でも背景でもなく、鳥にフォーカスが来てる。
素晴らしい。これは人間が堕落するAFだわ。
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