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» 2020年08月09日 06時17分 公開

Googleさん:10月に出る? Pixel 5のスペック予想をまとめて考えたこと

[佐藤由紀子,ITmedia]

 Googleは8月3日の「Pixel 4a」発表の際、秋にはフラグシップ端末の「Pixel 5」と、Pixel 4aの5G対応モデル「Pixel 4a 5G」も出すよ、と予告しました。

 tease Googleとしては珍しい予告

 Pixel 4aの発表が5月のはずがコロナ禍で8月になってしまい、次のモデル発売までの間隔があまりないからということもあるのでしょう(Pixel 4a 5Gが出るならPixel 4aは買わなかったのに! という悲劇を防ぐ目的)。

 なお、「Pixel 4」と「Pixel 4 XL」は早くも在庫がなくなったら終了となっています。

 具体的にいつ発売とは正式に発表していませんが、フランスの公式ブログがうっかり「予約は10月8日です」と書いちゃった(その後その部分を削除)ので、遅くとも10月中旬には発売のようです。

 「Pixel 5」をAppleの次期ハイエンド端末「iPhone 12」(仮)と比較するのは、廉価モデルの「Pixel 4a」と「iPhone SE」を比較するよりさらに意味がないとは思いますが、「iPhone 12」(仮)は早くとも10月中旬の見込みということで、10月にハイエンド対決となりそうです(例年はiPhoneが9月、Pixelは10月)。

 ところで上の予告の画像、最初は左がPixel 4aで右がPixel 5だと思ったんですが、どうも逆のようです。よく見ると材質がちょっと違う。左の方がなんかざらざらして、高級っぽい。電源ボタンも、左の方がつやつやして高級っぽい。

 tease 2 拡大してみた

 米9TO5Googleもそう言ってます。ということは、Pixel 4a 5Gの方が、Pixel 5より大きいということですね。そして、これまでのPixelの歴史から見ると、後から出るPixel 5がPixel 4aより小さいとはあまり考えられないので、Pixel 4a 5GはPixel 4aより大きいと考える方が自然です。

 Pixel 4aの製造コストを下げるためにXLをなくしたのかと思いましたが、結局「4a」シリーズは大小2つで、大だけが5G対応、Pixel 5は1サイズで5G一択、というちょっとすっきりしない製品構成になるようです。Pixel 5はそもそも5G対応なので、「Pixel 5 5G」として大きいのを後から出すことはなさそうです。

 Pixel 4a 5G、どうせなら「Pixel 4a XL 5G」という名前の方が分かりやすかったんじゃないかと思う。背の高さの差はPixel 3aとPixel 3a XLのペアとだいたい同じようだし。

 pixel 3a Pixel 3aとPixel 3a XLの背の高さの違い

 と、ここまでは前置きで、今回のGoogleさんは今の時点のPixel 5のうわさまとめです。日本でPixelシリーズが購入できるようになってから歴代(といってもまだ3と4しかないですが)Pixelの小さい方を買ってきた筆者は10月のPixel 5も買う気満々なので。

 日頃わりと信頼しているいろいろなメディアのうわさをまとめると、Pixel 5のいまのところのスペック予想は、だいたい以下のような感じです(参考のためPixel 4と並べました)。

 spec Pixel4とPixel 5(スペックは予想)の比較

 価格は、多くのメディアがPixel 4より下がると見ています。Pixel 4はなにしろ、とにかく、「高い!」と言われ続けました。Googleがみずから「売れませんでした」とは言ってませんが、Pixel 4は価格が高すぎて売れなかった、というのが定説です。

 価格を下げるために、最先端のSoliレーダーをやめ、ジェスチャー操作もできなくなるようです。顔認証ではなく指紋認証に戻ったのもコスト削減のためが主かもしれませんが、コロナ禍のお陰で歓迎されそうです。私は今、Pixel 4aを使ってるのですが、いやほんと、マスクしたままロック解除できるのが一番助かってます。

 一番衝撃的なのは、プロセッサとしてQualcommの「Snapdragon 765G」を搭載するらしいということ。Googleのハイエンド端末だというのに、800番台のSnapdragon(Qualcommのスマートフォン向けプロセッサとして最高なシリーズ)じゃないのです。世が世なら、「Galaxy Note20」などのハイエンド端末と同様に「Snapdragon 865 Plus」や「Snapdragon 865 Plus 5G」が搭載されていたはず。

 qualcomm 昨年12月に発表された「Snapdragon 765G」(右)

 700番台は、ミッドレンジで採用することが前提のプロセッサです。例えば約5万円の「OnePlus Nord」に採用されてます。ただ。「765G」は5Gモデムが統合されているので省電力しつつ5Gに対応できるという強みがあります。

 Android Policeによると、「Fortniteのようなゲームをがんがんやる人でなければ、問題ない性能」とのこと。

 私のように普通の使い方しかしないユーザーにとってはSnapdragon 765Gで十分のようです。

 Pixel 4は普通の使い方しかしないユーザーにとっては過分な性能を持ち、かつ販売価格(安い方の64GBモデルが約9万円)も過分でした。Pixel 5は、プロセッサをハイエンドにしないことやSoliレーダーのような最先端の技術を使わない代わりに価格を下げるのでしょう。でも普通の人には十分なはず。下の図のような感じです。

 zukai

 本来、PixelシリーズはAndroidの可能性を極限まで示すための端末のはずでした。個人的には多少高価でも野心的で実験的な端末も提供してほしいと思いますが、Googleも営利企業なので、売れないものを作ることは許されないのでしょう。

 でも、ハード的には贅沢ができなくても、ソフトウェアで極限に挑戦してくれると期待しています。700番台のプロセッサでもここまでできるんだぜ、という心意気を見せてくれると楽しみにしています。

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