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» 2020年08月17日 18時52分 公開

夜間や悪天候でも明るく色鮮やかに マクセルが車載カメラ向け画像処理アルゴリズムを開発

マクセルは、夜間や悪天候でも車載カメラの映像を明るく色鮮やかに補正する画像処理アルゴリズムを発表した。ヘッドアップディスプレイなどに応用し、2021年から順次市場投入する。

[ITmedia]

 マクセルは8月17日、夜間や悪天候でも車載カメラの映像をリアルタイムで明るく色鮮やかに補正する画像処理アルゴリズムを発表した。HUD(ヘッドアップディスプレイ)などに応用し、2021年から順次市場投入する。監視カメラやテレビ会議などへの応用も検討していく。

元の車載カメラ映像(写真=左)と補正後の画像イメージ(写真=右)

 Retinex(レティネックス)理論に基づく高視認化処理と、色彩を強調する色復元技術を組み合わせた。画像の領域ごとに高演色処理を施すことで色成分を復元し、高い視認性を確保するという。「夜間や雨天、霧などの悪環境下においても周囲の環境に応じた見やすい映像を提供できる」。

 Retinex理論は、人間の脳が光や色をどのように捉えるかをモデル化した色彩理論。1971年にE. H. LandとJ. J. McCannが発表し、映画の画質改善などに利用されてきた。

 マクセルでは、新アルゴリズムをASIC(特定用途向けIC)やFPGA(プログラマブル集積回路)の形でハードウェアに実装する計画。実現すれば60fps(フレーム/秒)の処理が可能になる他、原理的には120fps以上の高速カメラ映像にも対応できるとしている。

夕方や夜間、霧の処理イメージ

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