米Googleは8月18日(現地時間)、「Googleマップ」の2つの新機能を発表した。1つはデフォルト表示のアップデートで、色分けで砂漠か森林かなどの自然の特徴が分かるようになることで、もう1つは道路の横断歩道などの詳細表示だ。前者は今週から世界でロールアウトし、後者はまずはニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドンで向こう数カ月中に利用可能になる。
ズームアウトした状態のGoogleマップで、砂浜、砂漠、森林などが色分けで視覚的に分かりやすくなる。海や湖の色も従来より濃い青になり、区別がつきやすくなる。高い山の冠雪は白で表現する。
Googleは「世界人口の98%以上をカバーする高解像度の衛星画像を利用しており、この画像と新しいカラーマッピングアルゴリズムを使うことで、世界規模で色分け地図を提供する」としている。
下はアイスランドの新旧(右が新しい)マップ。緑地と荒れ地の違いや冠雪している高い山が分かる。
アリゾナ州のレッドロック州立公園の周辺は、従来の地図では緑だが、新しい地図では緑の少ないエリアが分かる。
モバイル版Googleマップでは地形を表す地図も選択できるが、それとは別で、「デフォルト」の地図の色分けが変わるということだ。
現行のマップでは道の幅は必ずしも正確ではないが、一部の都市(ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン)では道路のより正確な形状と幅を表示するようになる。歩道や横断歩道、安全地帯も表示する。
コロナ禍で多くの人が公共交通機関よりも徒歩を選ぶようになる中、この新機能は役立つはずだとGoogleは説明した。
道路の詳細情報表示は今後段階的に対応する都市を増やしていく計画だ。
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