米Facebookは8月19日(現地時間)、FacebookおよびInstagram上のいわゆるQAnon関連のコンテンツ対策について発表した。同日の時点で既に、関連する790以上のFacebookグループを削除し、1万以上のInstagramアカウントを制限した。
QAnonとは、極右の陰謀論を様々なプラットフォームで展開する匿名の集団を指す。主にドナルド・トランプ政権を支持し、政府高官や俳優などが人身売買に関わっているなどの根拠のないうわさ(「ピザゲート」と呼ばれる)を拡散させている。
Facebookは、コミュニティ規定の危険な人物および団体に関する条項を拡大し、「危険な組織として指定されていない」組織と運動にも対象するという。QAnonや米国を拠点とする民兵組織が新たな対象となった。
ただし、QAnonなどのグループや行動を支援するコンテンツは、コンテンツポリシーに違反していない限り削除しないとしている。つまり、Facebook上でQAnonなどについて話し合うことはできるが、組織化された行動は削除の対象になる可能性がある。
Facebookが今回発表した数字は以下の通り。
Twitterは7月、QAnon関連の投稿をしているアカウントを永久に停止するという、より厳しい対処を発表している。
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