キヤノンマーケティングジャパンは9月17日、キヤノンのデジタルカメラ「EOS」シリーズや「PowerShot」シリーズをWebカメラ化するWindows 10向けソフト「EOS Webcam Utility」を9月下旬に無償で公開すると発表した。7月に発売したキヤノンの最新機種「EOS R5」「EOS R6」にも対応する。
キヤノン米国法人が4月にリリースしたβ版「EOS Webcam Utility beta」をアップデート。カメラとソフトをインストールしたPCをUSBケーブルで接続し、Web会議ツールなどを起動すると、Webカメラとして利用できる。正式版では、Web会議などの映像をカメラ内の記録媒体に保存する機能も搭載した。Web会議ツール「Zoom」など13種類のアプリケーションに対応する。
対応機種はR5・R6に加え、一眼レフカメラ「EOS-1D X Mark III」「EOS 5D Mark IV」やコンパクトデジタルカメラ「PowerShot G5 X Mark II」「PowerShot G7 X Mark III」など41機種。
コロナ禍でのWeb会議需要が高まる中、4月にリリースしたベータ版が70万ダウンロード以上を記録。こうした事態を踏まえ、キヤノンマーケティングジャパンは「キヤノン製カメラが新たなコミュニケーションツールとなった」と判断し、正式版のリリースに踏み切ったという。
ベータ版はmacOSに対応済みだが、正式版では今後、順次対応を進める予定だ。
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