福岡市は9月28日、市が受け付ける申請書類などの押印義務を廃止し、市が単独で見直せる約3800種類の手続き全てで“脱ハンコ”が完了したと発表した。申請時の市民の負担を軽減するとともに、行政手続きのオンライン化に向けた土台作りを進める。
福岡市で取り扱っている申請書類は全体で4700種類。国や県の取り決めで押印が義務付けられている900種類を除く全ての書類で、押印しなくても済むように見直しを行った。10月以降、徐々に書類の様式を切り替える。
脱ハンコ化した申請書類は「就学援助申請書兼世帯表」「現況届」「高齢者乗車券等交付台帳」など。福岡市ではそれぞれ年間1万8000件、3万2000件、15万5000件の書類を処理している。
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