日本アイ・ビー・エムは9月29日、「IBM Cloud」の大阪リージョンを開設したと発表した。東京リージョンに続き、国内では2カ所目の拠点となる。IaaSは同日から提供し、PaaSは2021年にかけて順次提供を始める。今後は関西圏の企業や、BCP(事業継続計画)の一環で東京・大阪の両方に拠点を持ちたい企業に、より低遅延のサービスを提供する。
大阪リージョンは東京リージョンと同様、IBM Cloudの第2世代(Gen2)のアーキテクチャに対応。「選択できるハードウェアの種類が多く、仮想サーバのネットワーク帯域やデプロイ時間などのパフォーマンスも強化した」としている。
リージョン内に複数のゾーンを設けるマルチゾーン・リージョン (MZR)を採用し、冗長性も高めている。東京や世界各国のデータセンターとは無料で通信できる。
米IBMグループでは現在、IBM Cloudの提供拠点を世界各国に拡張しており、今後はブラジルとカナダに新規リージョンを開設する予定だ。
ダイムラーがIBM Cloud導入 Kubernetesで顧客向けポータル強化
2023年に1000量子ビット超えのIBM製量子コンピュータが登場か 並行して「巨大な冷凍庫」も開発中
AIで病気に関連する遺伝子を発見 京大がIBM Watson活用
「リモートアクセスできない」――コロナ禍のテレワーク、ITインフラの課題が浮き彫りに 打開策は「クラウド」が首位Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR