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パイオニア、緊急通報機能付きドライブレコーダーを発売 市販品では初

» 2020年10月09日 16時22分 公開
[片岡義明ITmedia]

 パイオニアは、市販のドライブレコーダーとして初めて緊急通報機能を備えた「ドライブレコーダー+」を11月中旬に直販サイトで発売する。発売に先駆け、クラウドファンディングサイト「Makuake」で先行販売を始めた。支援は1年分の通信サービス料金込みで2万5080円(税込)から。

「ドライブレコーダー+」。画面は2.4型でタッチパネル搭載。記録媒体はmicroSDカード(16GB付属)

 日本緊急通報サービスの「HELPNET」サービスを利用した警察・消防への通報と、一般社団法人 日本自動車連盟のロードサービスと連携できる緊急通報機能付き通信ドライブレコーダー。登録した家族のLINEやメールアドレスにも緊急事態を通知できる。

 事故や車両トラブルの際、ドライブレコーダーから手動でHELPNETのオペレーションサービスへ通報すると、オペレーターが状況に応じて警察、消防、JAFロードサービスに連絡する。緊急通報と同時に位置情報や車両情報などをオペレーターに自動送信するため、確実な情報伝達が可能だという。さらに、強い衝撃を検知すると自動で緊急通報を行い、オペレーターの問いかけに応答がない場合には速やかに救援を要請する。

 パイオニアの安全運転支援システム「Intelligent Pilot」も搭載。デジタル地図データとプローブデータを活用し、事故多発地点やヒヤリハットにつながる急減速多発地点、天候、運転傾向などから危険を予測してドライバーに警告する。

 ドライブレコーダー機能としては、ドライバーが意図せずにあおり運転を行い、加害者になることを未然に防ぐ「あおりみなされ予防機能」の他、衝撃検知機能や急加速/減速、急ハンドルなどの危険挙動を警告するドライブサポート機能なども搭載した。

 11月からの一般販売は、本体無料の月額課金サービスとして提供する。前方のみを録画する1カメラタイプは月額1980円(税別)、前方に加えて後方か車内の同時録画に対応した2カメラタイプは月額2480円(税別)。

ハードウェアの仕様

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この記事は、地図と位置情報のニュースを中心とした情報サイト「GeoNews」から加筆、転載したものです。URLはこちら


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