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» 2020年10月16日 11時44分 公開

米FCCのパイ委員長、SNS保護の「セクション230」の定義を明文化するとツイート

米連邦通信委員会のパイ委員長が、SNS企業に対する法的保護について定める米通信品位法第230条(セクション230)の定義を明確にする意向を示した。この条文についてはトランプ大統領が保護を撤廃すべきと主張している。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 米連邦通信委員会のアジット・パイ委員長は10月15日(現地時間)、米Facebookや米TwitterなどのSNSプラットフォーム企業に対する法的保護の根拠になっている米通信品位法第230条、いわゆる「セクション230」の定義を明確にするという声明文の画像をツイートした。


 セクション230は、プラットフォームは発言の場を提供しているだけなので、どのような発言があってもその発言に責任はないと定めている(全文はこちら)。

 230 セクション230の条文

 ドナルド・トランプ米大統領は5月、Tiwtterが自らのツイートにラベルを付けたことをきっかけに、「検閲や政治的コンテキストにかかわるSNS企業の保護を維持できないようにする」大統領令に署名した。

 同氏はその後、TwitterやFacebookが自分の投稿や対立候補に不利な投稿を制限するたびにセクション230を改定すべきだとツイートしている。

 パイ氏は声明文で、FCCの法律顧問から同委員会がセクション230を解釈する法的権限を持っていると聞いたので、この条文の意味を明確にするためのルール作成を進めるつもりだと語った。具体的にどのような方向のルールにするかは説明していない。同氏は2012年から共和党を代表する委員としてFCCのメンバーを務め、2017年にトランプ大統領から委員長に指名された。

 pai FCCのアジット・パイ委員長

 トランプ氏はパイ氏のツイートの数十分後、「IT大手が主流メディアと結託して存在を強化するなら、セクション230による保護を直ちに解除するべきだ。政府が保護したからやつらはモンスターを生み出したんだ」とツイートした。

 FCCの民主党委員、ジェフリー・スタークス氏ジェシカ・ローゼンウォーセル氏はそれぞれ自身のツイートで、パイ氏のこの決定を批判している。

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