前回の最後でご紹介したグラフだが、Geekbenchに第4世代iPad Airの結果が公開された。
ただこのテストはGeekbench 5での結果であり、一方で前回紹介したグラフはGeekbench 4の結果で、2つの結果を混ぜて比較できない。ということで同じGeekbench 5でiPhone 11 Pro Maxの結果を探したのがこちら。先の第8世代iPadのスコアが正しいと仮定した場合、
CPU | 動作周波数 | Single-Core Score | |
2019 | Apple A13 | 2.66GHz | 1345 |
2020 | Apple A14 | 2.99GHz | 1589 |
となり、A13→A14で17%ほど性能が向上していることになる。
動作周波数そのものは同じだから、前回の最後で示した「世代ごとに16.3%近い性能改善」がA13→A14でも実現したことになる。ちなみにA14の詳細はいまだに分からない。一応bigコアがFirestorm、LITTLEコアがIcestormという話になっており、この17%の性能改善はFirestormの方である。おそらくは、さらに解釈/発行命令数を強化しているとは思うのだが。
さて、話をApple Siliconに移したい。現状発表されている内容はこちらで簡単にまとまっている。もう少し突っ込んだ内容は本田雅一氏の記事にまとまっているが、まずはこの辺りからスタートしたい。
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