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Apple Siliconに求められるもの Apple Silicon Macのチップはどのような構成になるかApple Siliconがやってくる(1/4 ページ)

» 2020年10月26日 07時41分 公開
[大原雄介ITmedia]

 前回の最後でご紹介したグラフだが、Geekbenchに第4世代iPad Airの結果が公開された

photo 第4世代iPad Air

 ただこのテストはGeekbench 5での結果であり、一方で前回紹介したグラフはGeekbench 4の結果で、2つの結果を混ぜて比較できない。ということで同じGeekbench 5でiPhone 11 Pro Maxの結果を探したのがこちら。先の第8世代iPadのスコアが正しいと仮定した場合、

CPU 動作周波数 Single-Core Score
2019 Apple A13 2.66GHz 1345
2020 Apple A14 2.99GHz 1589

となり、A13→A14で17%ほど性能が向上していることになる。

 動作周波数そのものは同じだから、前回の最後で示した「世代ごとに16.3%近い性能改善」がA13→A14でも実現したことになる。ちなみにA14の詳細はいまだに分からない。一応bigコアがFirestorm、LITTLEコアがIcestormという話になっており、この17%の性能改善はFirestormの方である。おそらくは、さらに解釈/発行命令数を強化しているとは思うのだが。

 さて、話をApple Siliconに移したい。現状発表されている内容はこちらで簡単にまとまっている。もう少し突っ込んだ内容は本田雅一氏の記事にまとまっているが、まずはこの辺りからスタートしたい。

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