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» 2020年11月02日 11時11分 公開

Internet Archive、問題のあるページアーカイブに注釈追加

世界中のWebページのアーカイブ図書館を目指す非営利団体Internet Archiveが、ファクトチェック団体が問題ありとしたり、プラットフォームが削除したページを表示する場合は注釈を付けるようになった。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 誰もが無料で自由に利用できるインターネット図書館構築を目指す米非営利団体、Internet Archiveは10月30日(現地時間)、信頼できる団体が偽情報と指摘したり、偽情報としてプラットフォームが削除したWebページのアーカイブに注釈を付けるようにしたと発表した。「われわれの目的はデジタルの歴史をそのまま保存することだが、誤解を招くような虚偽の情報(だとして削除された)ページへのアクセスを提供してしまうことになることも認識している」としている。

 例えば2017年5月1日付の米CNNの記事は今でも表示できるが、ネット上のファクトチェックを行う米非営利メディアPolitiFactが不正確だと指摘している。この記事をInternet Archiveの「Wayback Machine」で表示するとページ上部に黄色い帯状の注釈で「このページはPolitifactによってここでファクトチェックされた」と表示される。

 fact 1 不正確だと指摘されたページのアーカイブに表示される黄色い注釈

 「ここ」のリンクをクリックすると、Politifactがなぜこの記事が不正確だと判断したかの根拠を説明するページが開く。

 fact 2 Politifactの説明ページ

 Internet Archiveでは、削除済みのページでも(アーカイブ済みであれば)表示できる。下の例は、米Mediumが削除した新型コロナに関する不正確な投稿のアーカイブだ。こちらの黄色い注釈は「これはMedium.comがコンテンツポリシーに違反しているとしてアーカイブしたページだ。(中略)Wayback Machineで表示できるページのコンテンツは、Internet Archiveが推奨するものではない」と説明する。

 fact 3 Mediumからポリシー違反で削除されたページを表示する際の注釈

 Internet Archiveが表示する注釈は、上記の例の他、FactCheck.org、Check Your Fact、Lead Stories、Washington Post Fact-Checker、AP News Fact Check、USA Today Fact Check、Graphika、Stanford Internet Observatory、Our.newsのファクトチェックに基づく。

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