そごう・西武は11月17日、AIを使ったB2B向けの採寸アプリ「Bodygram」を導入すると発表した。そごう横浜店と西武池袋本店の紳士服売り場へ導入する。3カ月間のトライアル後、他店舗への順次導入を検討する。
Bodygramは、AIの学習機能を使い、身体サイズを自動で採寸。客が年齢や身長、体重、性別を店舗のスマホに入力し、販売員が客の正面と側面の写真をスマホで撮影。アプリ上で客の腹囲・肩幅・手足の長さなどを推定し、全身の採寸数値24項目を表示する。結果を基に服のサイズ選びをアドバイスできるという。
採寸部位が多い紳士服のワイシャツ売場でBodygramを活用する。コロナ禍で非接触接客が求められる中、採寸を直接行う接客が難しくなったことを受け、導入に至った。
Bodygramは、2015年にスタンフォード大学主催の新規事業育成プログラム「StartX」で生まれたサービス。オーダーメイドシャツのオンライン販売事業を運営する創業者が顧客のサイズ情報収集の難しさに直面したことから開発。2019年から商用化を開始した。
日本向け事業を展開するBodygram Japanは「技術・開発を向上させ、今後もさまざまな分野へ展開したい」としている。
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