米Amazon.comは11月26日(現地時間)、ホリデーシーズンの物流ピークに向けて、米国の最前線の従業員(フルフィルメントセンターや配送で働く従業員を指すとみられる)に総計5億ドル(約521億円)以上の特別ボーナスを与えると発表した。12月1日〜31日に在籍するフルタイムの従業員には300ドル、パートタイムの従業員には150ドルを12月に支給する。
Amazonの世界中の従業員有志は「make amazon pay」運動で、「公正な賃金支払」を求めて署名を集めている。
また、米VICEによると、この運動の一環として、ブラックフライデーに当たる11月27日にブラジル、メキシコ、米国、英国、スペイン、フランス、ベルギー、ドイツ、ルクセンブルグ、イタリア、ポーランド、インド、バングラデシュ、フィリピン、オーストラリアで抗議行動が計画されている。
署名運動のページには、「コロナ禍にもかかわらず、アマゾン社は1兆ドル規模の巨大企業に成長し、CEOのジェフ・ベゾスは2000億ドルの個人資産を築いた史上初の人物となりました。かたやアマゾンの倉庫作業員たちは、エッセンシャルワーカーとして命を危険にさらしているにも関わらず、適正な給料という当然の権利を要求するだけで脅迫や報復に遭っているのです」とある。
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