Innovative Tech
コンピュータ不要でレーザー光線に触って遊べるディスプレイ 香港城市大学が開発
Innovative Tech:
このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。
香港城市大学の研究チームが開発した「Interactive Minimal Latency Laser Graphics Pipeline」は、投影したレーザー光線にタッチして遊べるディスプレイシステムだ。外部カメラやコンピュータ通信を必要とせずに双方向のレーザーグラフィックスを可能にする。
レーザーグラフィックスとは、投影面にレーザー光線を照射し高速でスキャンすることで文字やイラスト、アニメーションなどを描写する映像表現の一種。一定方向に真っすぐ突き進むというレーザー光線の性質上、ある程度の平面が確保できればどこでも描画でき、表面の計装やキャリブレーションが不要なのが特徴だ。
プロトタイプハードウェアの「Laser Graphics Processing Unit」(LGPU)は、レーザー光線の表示とスキャンを同時に行うため、最小限のセットアップでレーザーグラフィックスの描画ができる。
LGPUには、Interaction Shaderというコンポーネントが備わっており、後方散乱光の強度を測定する光検出器からのデータに反応し、強度の変化を捉える。この強度の違いを基に、レーザーグラフィックスの形状と色を低レイテンシで更新し、LGPUと人がインタラクティブに操作することが可能となる。これらはLGPU上で行われるため、コンピュータや外部システムからのコマンドや制御を必要としない。
これによりレーザー光線をタッチすることで、跳ね返す、色を変える、回転させるなどの操作が行える。実験では、不規則な表面での動作、4msの応答時間と15m以上の範囲での動作が可能だった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
豪雨被害の千葉で「通れた道マップ」トヨタが公開 直近3時間の通行実績が分かる
-
2
千葉県の豪雨から一夜 2万軒超で停電続く 千葉市では2260人が避難
-
3
河川監視のライブカメラ水没か――千葉豪雨、村田川の映像が水中に 「こんなの初めて見た」
-
4
サービス終了した「Link!Like!ラブライブ!」開発元が破産 負債103億円超 東京商工リサーチ
-
5
千葉の豪雨、変電所の装置も水に浸かる……東電PG、現場写真を公開
-
6
千葉の「通れた道」、JARTIC地図で確認可能に トヨタやホンダなど5社のデータを集約
-
7
東京ガス子会社、社員が飲酒後にPCを紛失 個人情報約2万件を保存
-
8
熊本「通れた道」マップ、トヨタが公開 ホンダも「通行実績情報マップ」
-
9
ニチレイ、7月のサイバー攻撃で漏えいの可能性 グループ従業員の氏名や社用メアドなど
-
10
悪酔いにチェイサーは効果なし? 日本酒4合+水1Lを飲ませ二日酔い調査 大分大などが研究
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR