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Amazon傘下のZoox、配車向け自動電気自動車を披露

» 2020年12月15日 15時09分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Amazon.comは12月14日(現地時間)、傘下のZooxが開発した配車向け自動電気自動車「robotaxi」を発表した。

 zoox

 完全自動運転向けなのでステアリングはない。全長約3.7メートルのコンパクトカーだが、ステアリングやダッシュボードがない分車内は広い。向かい合わせた2脚のベンチがあり、最大4人まで乗車できる。前後双方向に走れ、最高速度は時速75マイル(約120.7キロ)。

 zoox 2 小型ながら車内は広そうだ

 カメラ、レーダー、LIDARなどのセンサーを搭載し、車両の4隅でそれぞれ270度の視野を持つ。バッテリーは133kWhで、1回の充電で16時間の走行が可能。

 Amazonは今年6月にZoomの買収を発表した。同社は2014年創業のカリフォルニア州に拠点を置く非公開企業。オーストラリア出身のデザイナーで起業家、ティム・ケントリー-クレイ氏と米Appleの取締役会長であるアーサー・レビンソン氏の息子でスタンフォード大学出身のジェシー・レビンソン氏(現在は同社CTO)が立ち上げた。

 サービス開始時期などについては発表されていない。Zoomは現在、ラスベガスやサンフランシスコでrobotaxiのテストを行っている。


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