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Facebookの「スマートグラス」は年内にまずはAR機能抜きで提供開始と幹部

» 2021年01月07日 10時53分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米FacebookでAR/VR部門を統括する“ボズ”ことアンドリュー・ボスワース氏は1月6日(現地時間)、同部門の2021年の取り組みについて公式ブログで説明した。この中でRay-Banとの提携で開発している「スマートグラス」の第一弾を年内に立ち上げると語った。

 glasses 昨年の「Facebook Connect」で披露されたスマートグラスのプロトタイプ

 ただし、同氏は米Bloombergに対し、このスマートグラスは機能満載ではあるがAR機能は搭載していないと語った。「このメガネはたしかにネットに接続するもので、多数の機能を搭載するが、誇大宣伝はしたくない。われわれはこのメガネをARではなく、単にスマートグラスと呼んでいる」(ボズワーズ氏)

 同氏は具体的にどのような機能が満載であるかは語らなかった。

 ボズワーズ氏はまた、昨年10月に発売したVRヘッドセット「Oculus Quest 2」のMAU(月間アクティブユーザー数)が、発売後7週間未満で初代「Oculus Quest」のMAUを超えたことも発表した。同氏によると、Quest 2のユーザーは、これまでの同社のどのVRヘッドセットより女性が多いという。Quest 2の具体的な販売台数は公表していない。

 quest 2 「Oculus Quest 2」

 ボズワーズ氏は、プライバシーを大切にしつつ、ARとVRで世界を接続することを目指すとしている。

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