米民泊大手のAirbnbは1月11日(現地時間)、6日に連邦議会議事堂を襲撃した暴動者が20日に予定されている新大統領就任式のためにワシントンD.C.に宿泊することを制限する「Capitol Safety Plan」を発表した。
ワシントンD.C.地域のすべての予約を確認し、ヘイトグループに関連する人の予約はキャンセルする。また、議事堂での犯罪活動に関与した個人が特定できた場合、その個人をプラットフォームから恒久的に締め出すことを含む措置を講じているという。
暴動者の特定は、メディアあるいは法執行機関を通じて犯罪活動に関与したことが確認されている個人を対象とする。
また、ワシントンD.C.圏内で宿泊を予約する場合は、場合によっては政府発行の身分証明書の提示が必要になる。
同社は2017年のシャーロッツビル事件の際も、ヘイトグループによる大規模デモへの参加が目的の可能性のある予約をキャンセルし、関連付けられたアカウントを削除した。
米Amazon.com傘下のAWSがサービス提供を停止したことで現在はログインできない状態になっているSNS「Parler」内では、「選挙は盗まれた」ハッシュタグ付きで20日にワシントンに集合しようという呼び掛けが複数投稿されていた。
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