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WBS、出演者がマスク着用 テレビスタジオ内での染防止策を強化

» 2021年01月20日 10時29分 公開
[ITmedia]

 テレビ東京系列の夜の経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト」(WBS)は1月18日の放送から、スタジオ内で出演者同士でトークする際、出演者がマスクを着用することにした。新型コロナウイルス感染症対策として、出演者同士の距離を十分取るなどしてきたが、「緊急事態宣言を受けてより一層対策を強化することが必要と考えた」ためマスクを着けることにしたという。

 番組は、出演者のマスク着用について、TwitterやFacebookで視聴者から意見を募っており、さまざまな意見が集まっている。

画像 公式サイトより

 アナウンサーが1人でニュースを読むときなど、スタジオ内の出演者が1人の場合はマスクなしだが、同じスタジオで他の出演者と会話する際にはマスクを着用して会話する。

 同番組はコロナ禍以降、出演者同士やスタッフとの間の距離を十分に取り、スタッフはマスクとフェイスシールドを着用しているが、出演者もマスクを着けることで、感染対策をさらに強化した。

 テレビ番組の収録では、出演者間の距離を広く取ったり、出演者の間に透明なついたてを立てるなどして飛沫感染を防止しているケースが多い。出演者の顔を隠したくないなどの意図から、マスクは着用しないことがほとんどだ。

 WBSでのマスク着用については、SNSでさまざまな意見が出ている。「『原則マスク着用を』というメッセージが伝わる」など歓迎の声が多い一方で、「口元が見えないと、耳が聞こえづらい人には話の内容がわかりにくい」「アピールとしては意味があるのだろうが、従来からの対策で十分であり、感染対策としての効果は薄いのでは」といった意見も出ている。

 テレビ東京系列では、BSテレ東の朝の経済ニュース番組「日経モーニングプラスFT」でも18日から、トーク時のマスク着用を始めている。

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