個人開発者はRed Hat Enterprise Linuxを無料で最大16システムまで利用可能に 本番環境もOK
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「個人開発者はRed Hat Enterprise Linuxを無料で最大16システムまで利用可能に、本番環境もOK。Red Hatが開発者向けプログラムの拡大を発表」(2021年1月22日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Red Hatはこのほど、個人開発者向けに提供している「Red Hat Developerプログラム」を拡大し、個人開発者には無料で最大で16システムまで本番環境でも利用可能にすることを発表しました。
これは先月発表された、CentOS 8のサポートを2021年末までとし、今後はCentOS Streamの開発に注力することへの影響を考慮したもの。
無料で本番環境を含む最大16システムまで利用可能
現在のRed Hat Developerプログラムは個人開発者に対して1つのマシンでのみ無料でRed Hat Enterprise Linuxの利用を認めていました。
これが2月1日以降拡大され、個人開発者には本番環境を含む最大16システムまで無料でRed Hat Enterprise Linuxの利用が認められるようになります。
必要なのはRed Hat Developerプログラムへのサインインだけだと、次のように説明されています。
You need only to sign in with a free Red Hat account (or via single sign-on through GitHub, Twitter, Facebook, and other accounts) to download RHEL and receive updates. Nothing else is required. This isn’t a sales program and no sales representative will follow up.
必要なのは無料のRed Hatアカウントでのサインイン(もしくはGitHub、Twitter、Facebookやほかのアカウント経由のシングルサイオン)し、RHELをダウンロードし、アップデートを受け取るだけです。ほかには何も要求しません。これはセールスプログラムではありませんし、営業担当によるフォローアップもありません。
開発チームも無料でRed Hat Enterprise Linuxを利用可能に
Red Hatは同時に、これまで個人開発者だけが対象だったRed Hat Developerプログラムに、顧客のシステムを開発する開発チームも登録可能にすることを次のように発表しました。
We’re now expanding the Red Hat Developer program to make it easier for a customer’s development teams to join the program and take advantage of its benefits. These development teams can now be added to this program at no additional cost via the customer’s existing subscription, helping to make RHEL more accessible as a development platform for the entire organization.
私たちは現在、顧客の開発チームがRed Hat Developerプログラムに簡単に参加できるように拡張し、その利点を得られるようにしようとしています。開発チームは、顧客の既存のサブスクリプションを通じて追加費用なしにこのプログラムに登録できるようになるため、組織の開発プラットフォーム全体でRHELをより利用しやすくなるでしょう。
この説明を読む限り、顧客がRed Hat Enterprise Linuxのサブスクリプションをすでに所有している場合、開発チームは無料でRed Hat Entrprise Linuxを開発環境で使うことができるようになるようです。また、このライセンスはクラウド上へも持って行けると説明されています。
具体的にどのように登録し、利用許可が得られるのか、詳細は追って発表されるはずです。
さらにRed Hatから追加発表がある見通し
Red Hatは、今回の発表はあくまでRed Hat Entrprise Linuxをもっと使ってもらえるようにする取り組みの第一弾であり、今後さらに追加の発表を行っていくとしています。
We know that these programs don’t address every CentOS Linux use case, so we aren’t done delivering more ways to get RHEL easily. We’re working on a variety of additional programs for other use cases, and plan to provide another update in mid-February.
私たちは、このプログラムがCentOS Linuxのユースケース全体の解決にならないことは分かっています。ですので、より多くの手段で簡単にRHELを利用してもらえるように、まだここでそれを終わりにはしません。ほかのユースケースにおいてもさまざまな追加プログラムを準備しており、2月中旬にはさらなるアップデートをお知らせする計画です。
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