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iOS版「地図マピオン」に“恵方”が分かる新機能

» 2021年01月29日 19時12分 公開
[片岡義明ITmedia]

 地図アプリ「地図マピオン」を提供しているONE COMPATHは、節分(2021年は2月2日)を前に地図上から“恵方”が分かる機能などをiOS版アプリに追加した。Android版は開発中という。

地図上にコンパスが現れ、オレンジ色で恵方を表示する

 2021年の恵方は南南東やや南の「丙」。地図マピオンでは、アイコンをタップして「恵方(方位)」メニューを選択すると地図上にコンパスが現れ、恵方はオレンジ色で表示する。矢印が合うようにスマートフォンを持って回転すると恵方を向くことができる。なお、利用前にコンパス機能の補正が必要。

 この他、地形の陰影や等高線の表現に特化した「地形図」と周囲より浸水リスクが高い“低位地帯”が分かる「防災マップ」も追加した。

「防災マップ」(写真=左)と「地形図」(写真=右)

 地形図は、陰影や等高線を使って土地の高低差や山地の尾根・谷を表現した地図。都市部など標高の低い平地においても高低差を表現したのが特徴。一定方向からの光を仮定した影により、低地においては「高低差が大きい場所」が周囲より少し濃く表現され、高地では尾根や谷が判別しやすい。登山やサイクリングなど、さまざまなアクティビティに利用できる。

 防災マップは、周囲より浸水リスクが高い「低位地帯」(赤く塗られたエリア)を確認できる地図。低位地帯とは、周囲の土地より海抜が低く、自然排水が困難な地域など、内水氾濫(水はけが悪く建物や土地・道路が水に浸かってしまうこと)が想定される地域で、国土交通省の低位地帯データ(国土数値情報)を加工して作成した。

 周辺検索のカテゴリーも従来より増えた。「回転寿司」や「スイーツ」などフード/ドリンクカテゴリーが充実したほか、「ヘアサロン(理容室・床屋・理髪店)」や「カラオケボックス」なども追加。従来の40カテゴリーから60カテゴリーに増えた。

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この記事は、地図と位置情報のニュースを中心とした情報サイト「GeoNews」から転載、加筆したものです。URLはこちら

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