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» 2021年02月03日 08時00分 公開

「お母さん、今日は英会話の日だよね!」 フォートナイトで学ぶ“eスポーツ英会話教室”が小中学生に人気(1/2 ページ)

「フォートナイト」をプレイしながら英語を学ぶ「eスポーツ英会話」がひそかに人気を集めている。現在は受講を希望する待機者が100人以上いるという。

[河嶌太郎,ITmedia]

 人気オンラインゲーム「フォートナイト」をプレイしながら英語を学ぶ──そんなサービスがひそかに人気を集めている。eスポーツ事業を手掛けるゲシピ(東京都千代田区)は、2020年5月からゲームと英語学習を組み合わせた「eスポーツ英会話」を提供している。同社の真鍋拓也CEOによれば、現在は受講を希望する待機者が100人以上いるという。

 eスポーツ英会話の内容はこうだ。コーチ(講師)が2〜3人の生徒と一緒に海外製のゲームをプレイしながら英語を教える。対象年齢は小学生以上で、受講料は月額8000円。授業は全てオンラインで実施しており、生徒は週に1回授業を受けられる。

photo 受講のイメージ

 授業の難易度は初級と中級。授業では、コーチと生徒が同じチームで一緒にゲームをプレイしながら英語で会話する。例えば初級のクラスでは、あいさつに使う言葉やeスポーツの基本用語、ゲームに頻出する単語を覚えた上でプレイを開始。敵の位置などをボイスチャットを使って英語で伝えながら進めていく。

 最初は決められた単語だけ英語を使い、それ以外は日本語でやりとりする。次第に英語の割合を増やしていき、最終的には英語だけでゲーム中のやりとりができる状態を目指す。上級以上のクラスはまだ開講していないが、ゲームに関係ない日常会話も学べるようにするという。

eスポーツ英会話のプロモーション動画

 受講生はゲームソフト・ゲーム機に加え、ボイスチャット用に「Discord」(ディスコード)という通話アプリを用意する。使用するゲームソフトは現在「Apex Legends」(エーペックスレジェンズ)と「Fortnite」(フォートナイト)の2作品だ。

 Apex LegendsはPCのみに対応するが、フォートナイトではPCに加えNintendo Switch、PlayStation 4、Xbox Oneといった家庭用ゲーム機もサポートしている。それぞれ一人称視点シューティング(FPS)、三人称視点シューティング(TPS)と呼ばれるジャンルのゲームで、eスポーツとしても人気だ。どちらも3〜4人のチーム戦に対応している。

 現在の受講生は3〜40人程度。このうち8割は小中学生で、特に小学4〜5年生が多い。中でも通年で提供している初級クラスは人気が殺到しており、新しい講座を開設するとすぐに満席になってしまうという。

 生徒の保護者からは「子どもが一人でゲームする時も英語をぶつぶつ話すようになった」などの声が出ている。中には「学校から帰るなり子どもが『お母さん今日英会話の日だよね!』と楽しそうにしている」といった感想もあるという。

 講師は複数人おり、ゲシピが運営している別のeスポーツ教室のコーチ陣のうち、英語を教えられる人材が参加している。

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