東芝映像ソリューションは2月18日、夜になると体内時計に影響するといわれるブルーライトを従来比40%カットする液晶テレビ「レグザ Z740XSシリーズ」を発表した。価格は55V型が実売21円前後、65V型は28万円前後(税別)。
センサーで室内の明るさを検知し、明るい外光が入る日中は明るく鮮やかな画質に、夜は温かい色味で目に優しい画質に自動調節する「おまかせAIピクチャーII」機能を強化。制御アルゴリズムを見直し、夜間視聴で映像に含まれるブルーライトを2020年発売の「50Z740X」に比べ最大で約40%カットする(室内照明が電球色、照度200lx以下の場合)。
画質の変化ついては「従来よりやや暗めで赤みは強くはなるが、夜間の視聴にさらに適した画質と考えている」という。
ブルーライトは可視光のうち紫外線に近い領域にある波長380nmから495nmの青い光。太陽光にも含まれ、昼間は人間の体内時計を整えたり注意力を高めたりする働きがあるが、就寝前にブルーライトを含むディスプレイの光を長く見ていると体内時計に影響するといわれている。
厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」では「情報機器から発せられる青色光(ブルーライト)は、概日リズムに影響を与えるとの研究があり、睡眠障害等の懸念が考えられる場合には、その使用に留意する必要がある」としている。
レグザ Z740XSは、東芝の4K対応液晶テレビ最上位シリーズ。地上デジタル放送を最大6チャンネル録画し続け、見たいときに視聴できる全録機能「タイムシフトマシン」や、映像に含まれる人の肌を検知して立体感や質感を向上させる「ナチュラル美肌トーン」処理などが特長。3月5日から55V型と65V型を販売し、4月に50V型を追加する予定だ。
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