アドビと大日本印刷(DNP)は2月19日、マーケティング用コンテンツの制作を支援するサービスを共同開発すると発表した。7月に提供を始め、2023年度までに50億円の売り上げを目指す。
素材管理機能に特化した米Adobeクラウドプラットフォーム「Adobe Experience Cloud」をDNPが活用。コンテンツ制作に使うテキストや画像、動画などの素材を代理で一元管理することで、制作ワークフローの統一や運用負荷の軽減を図る。さらにAIを活用し、配信先のメディアや消費者に合わせてコンテンツを最適化。施策の効果も分析し、継続的に改善を図ることでコンテンツの精度を高めるとしている。
アドビとDNPによると、近年、労働人口減少で人手不足が問題となる中、消費者一人一人に合わせたマーケティングの重要性が増しているという。DNPは2019年にAdobe Experience Cloudを導入して素材管理などを行ったところ、制作に掛かる時間が25%短縮できたとして、サービスの開発を決めたという。
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