大日本印刷(DNP)は12月16日、画面やリモコンに触れずに操作できる透明ディスプレイの提供を始めた。モーションセンサーを搭載しており、利用者は画面の前で手を動かすことで操作できる。コロナ禍により非接触で操作できる製品へのニーズが高まったことを受けて開発した。
透過・遮光の度合いを調整できる透明ディスプレイ「Smart Display Window」の新モデル。普段は透明だが、センサーが人の手を検知すると自動で遮光状態になり、画面にカーソルを表示する。利用者は画面の前で手を動かすとカーソルを操作でき、人差し指を曲げるとボタンをクリックできる。
旧モデルと同様、スクリーンの背景に文字や映像、画像が浮かび上がるAR(拡張現実)表現も可能。ホテルや企業の受付での利用を見込み、2022年度までに5億円の売り上げを目指すという。
DNP、調光機能を追加した新型「透過スクリーン」 明るい場所でも“バーチャルキャラ”見やすく
タッチ不要のタッチパネル、OKIが開発 赤外線で指の位置を検出
空間に浮遊して見える「エアータッチパネル」 博報堂が発売
広島銀行がタッチレスATMの実証実験 空中に浮かび上がった画面を操作する「空中ディスプレイ方式」など採用
エレベーターのボタンやつり革、触れずに使える「マルチタッチツール」にカラビナ型 エレコムCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR